- 工藤清敏
なぜ漢宝塩を作ったか
更新日:2020年5月26日
いろんな塩を知っているが、
最も時間と手間をかけているのが竹塩九回焼き紫だった。
天日塩を3年間寝かせて
その後 3年たった竹にその熟成させた塩を入れ、
松の木だけの薪を作り
その薪で800度以上で焼く。
その手間だけでも大変なのに、
そこから再び、竹の灰を取り除き、
石のように固まった円柱の塩の棒を
再度壊して粒にして
新たな竹の筒に入れ込んで、粘土で塞いで
また松の木で800度以上で焼く。
この繰り返しを8回やって、
最後の9回目には1500度以上まで上げて
全てをドロドロにして
最後は自然に冷ます。
そうすると紫の塊にになる。
これが粒になって九回焼き紫固体となる。
この還元力が高いために、その体感がいいために、
高いのに売れていく。
僕はその現場に立ち会い、作る人の目や動きも観察し、
その後その仁山竹塩の会長、取締役とも会い、何十万人の難病の人たちに貢献してきた歴史を聞いた。
この塩に出会ったお陰で、塩作りに面白さを覚えた。
そこからしばらくして、僕は、竹塩を核に天日塩をブレンドするアイデアを思いついた。
その塩の良さを引き出したブレンドを考えたのだ。
価格も大きかった。
1/8〜9 の価格で竹塩ブレンドを作った。
日常でばんばん僕が取るためである。
それが漢宝塩である。